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給料で仕事を選ぶと後悔する?した体験談~30代女性貿易事務編

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貿易事務

暇で給料は良いが理不尽な職場

前職の会社が倒産し、転職した先の会社でのことです。社長が脱サラして設立した、小さな会社でした。

景気はそこそこよく、お給料もよかったです。この会社で私が4年も働けたのは、お給料の為だけでした。

事務所と倉庫に従業員がいて、事務所には私を含め8人。

私と同じように外部から採用された4人と、社長、社長の奥さん、社長の息子さん、そして社長の愛人と噂される秘書の女性。

社長とは席も隣で、毎日楽しそうにお仕事をされていました。それを同じ事務所で社長の奥さんはおもしろくなさそうに、イヤミをこぼす・・・私達、外部採用の従業員(社長とは無関係、という意味。)はそんなピリピリした空気の中、働いていました。

暇な職場

私たち貿易事務は3人で、うち二人は男性だったので、男性陣は倉庫で出荷作業もしていました。

私は常に事務所のみで、私と社長秘書、もう一人の女性従業員が交代で毎日3時のコーヒーとおやつを全員分用意したり、10日に1回トイレ掃除をしていました。

事務所の掃除は毎朝、外部採用の従業員でこなしていました。

一日の終わりは、よほどの用事がない限り、社長が帰ろうと言うまで誰も帰宅できる雰囲気ではなく、仕事が片付いても帰れませんでした。

私の業務は、輸出案件があるたびに書類を作成することでしたが、毎日の仕事量としてはとても少なく、はっきり言って毎日暇でした。

暇すぎて居眠りばかり。朝も遅刻ばかり。もう仕事に全然身が入っていませんでした。私も早く辞めたいと思っていましたが、給料はよかったので、目標貯金額に達するまで辞められないと思って続けていました。

有給からの解雇通知

ある時、一日だけ有給を取らせてくださいと申請したところ、却下されました。

別の会社の人事部で働く友人に相談したところ、有給は労働者の権利だから会社が許可しなくても取ることができる、報告さえすればいい、という話を聞いたので、許可は出ないままでしたが、一日休ませてもらいました。

それが金曜日でした。週明け、出社すると、社長から手紙を渡されました。

それは無断欠勤による解雇通知でした。

それを見て、はばかることなく涙があふれてきました。そして社長に直接抗議しました。

その休んだ日の前の週、私は重度のじんましんで1週間会社を休んだばかりでした。

毎日通院して点滴を打っていたので、きちんと病院の診断書ももらって会社に提出しました。

別になりたくてなったじんましんではありません。発熱もあり、辛い1週間でした。有給を取りたかったその一日は、たまたまそのタイミングだっただけです。

そのことを説明しました。遅刻のことも指摘されました。それはもちろん言い返す言葉はありませんし、自分が悪いです。そこは改めますと約束しました。

結局社長は、さすがに解雇はやりすぎたと感じたのか、取り下げてくれました。

解雇通知を渡された時、正直、その足で労働基準監督署に行って訴えようかとも思いました。でも私も目標貯金額まで辞めるわけにはいかないと思い、思いとどまりました。

結局は解雇を取り下げてくれて、もう一度チャンスを与えてもらったので、がんばらないと、と思い直しました。

後にも先にも、その会社で有給をとったのはその一日だけ。病欠もその前の週だけでした。

私の勤務態度は明らかに悪かったです。そこは反省しています。

しかし、居眠りなんてしてる暇もないほど忙しい環境になかったこと、いつも仕事が暇で、毎日時間が経過するのをただ待つだけの職場は本当にストレスでした。

その一件以降、私は遅刻をしないように努めました。

目標の貯金額に達成するまで、できるだけ以前より真面目に仕事に取り組むように努力しました。

社長は毎朝私達より30分から1時間ぐらい遅れて出社するので、私が遅刻するのは知るはずがないところですが、社長秘書から全て報告されていたようでした。

理不尽なうえにキャリアアップも目指せない

又、私と同じ貿易事務のお先輩の話を聞いて、ますます「こんな会社に長居しちゃだめだ」と思うようになりました。

それは、その先輩が結婚された時のこと。新婚旅行に行くために1週間会社を休ませてほしいと申請したところ、月曜日から木曜日までしか休みを許可されず、金曜日には出社したということでした。

金曜日も休ませてくれていたら、土日まで滞在を延ばせたところを、先輩に対して本当に不憫に思いました。

どうしてそんな意地の悪いことをするのだろうと思いました。特に急ぎの仕事があったわけでもなかったそうです。

事務所も、いつも監視されているようで、その上、社長の秘書と奥さんのことをいつも気にしないといけない、社長にはセクハラ発言をされることもあり、お給料以外でいいことなんて全然ありませんでした。

社会人として新しいスキルを身に付けるといったこともありませんでした。

結局、目標貯金額を達成した後、タイミングを見てその会社は辞めました。

辞めた後、体からストレスが解放されるのを身を以て実感した気がします。

そして、あの解雇の一件が起こるもっと前に、別の会社に転職していればよかった、とも思いました。給料がいいからってあの会社に固執することはなかったと。

今となっては、世界は思っている以上に広いんだ、転職なんていくらでもできるんだ、と当時の自分に言ってあげたいです。