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企業が人を育てない?若手が育たない現状を嘆く~営業編

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営業

若手が育たないのは育てる環境がないから

私は東京に本社がある会社の地方の営業所にて働いています。地元であることもあり、勤務地についての不満はありません。

私が不満があるのは、「若手が育たない」という会社の上層部の意見についてです。うちの会社だけでなく、どこの会社でもある共通の悩みだとは思います。ただ、声に出して問題提起するものの、抜本的な解決については考えられていないというのが現状だと思います。

うちの営業所では複数の県をまたがって管轄しています。当然大きな町のあるエリアとそうではないエリアがあります。

どの様な仕事でもそうだと思いますが、大きな町にはそれなりに大きい案件もあります。また新規にて開業される方も集まる為、年間を通して見れば小さな案件も一定数あると思います。そうしたエリアには所謂ベテランの営業マンが陣取っており、若手営業にそうしたエリアを任される機会というのは少ないと思います。

とはいえ営業マンである以上、一定のノルマというのは課せられます。月次、年次どちらで判断するかは会社によると思いますが、うちの会社では月次でノルマが課せられます。

当然、ある程度の規模のエリアを任されている営業マンは達成、未達成は別として一定の数字を上げることができます。ただ、エリアに恵まれない若手営業マンにはそうした商談の機会はなかなか巡ってきません。ですが、仕事である以上、上司も叱責せざるを得ず追い込まれてしまう人がいることも事実だと思います。

会社である以上、利益を追い求め更に売上を伸ばす活動は必要です。またベテランの営業マンにも家族や生活がある為、自分の成績を落とすわけにもいかず、やむを得ない部分があることは承知しています。ただ毎回同じ部分で「やむを得ない」という理由から抜本的な解決方法を探していないのに、本当に若手を育てる気があるのかと感じています。

目先の利益のみを優先し長期視点で物事を考えていない

会社として長く存続するには、継続的に売上を上げ続ける必要があると思います。その為には現時点での営業戦力のみで戦っていたのでは、それを支えた方々が退職された時の戦力ダウンに直撃します。

特に現在の社会の風土では終身雇用の時代は終わり、キャリアアップの為の転職を良しとするようになってきました。定年を迎える一定数の戦力ダウンだけ考えていたのでは当然見通しが甘く、また転職される方もキャリアアップに向けてと考えればある程度実力のある営業マンが退職するリスクも考慮しなければならないと思います。

当然、その様な意識から上層部は若手の育成をテーマに掲げているのだと思います。ですが、目先の売上を追いかけることだけに注力している現状が不満なのです。

正確に言えば、解決策の見つからない若手の育成というテーマについては目を瞑り、その目を瞑る理由として目先の売上を追いかけなければならないと旗振りしているように感じるのが不満なのです。

言い換えればこれは、上層部は自分たちが働いている間のことしか考えておらず、自分たちの退職した後の会社のことについては全く考えていないと思ってしまいます。その様な思惑について若手も気づいてしまい、会社の将来に対する不安感から退職している人もいると思います。

結局、今上層部にいる様な年齢の方々は、バブルなどいい時代を経験し、それが弾けたあとも復興することが出来ないという、結局経済を発展させる為に何をしてきたんだ?といった疑問も感じます。

技術流出のみを招いている現状をよしとすることはできない

確かに技術大国とは言われます。ただ、目先の利益の為安い外国人労働者を雇い、技術の流出を引き起こし、あっという間に抜かれる環境を作ったのもまた今の上層部の方々ではないでしょうか。

それにも関わらず、若い子は鍛錬や我慢が足りないといった古い考え方を、口には出しませんが心に持っている方は多いと思います。その様な考えを持った人の下でずっと働き続けようと考える方が難しいのではないてましょうか。

利益の追求というやむを得ない理由を看板にしながら、本当の問題はそうした個々人の考えの中にあることをはっきりと言わないことが、問題の本質を解決できない一番の理由だと思います。

またこの問題に限らず、これまでの中でそうした隠れ蓑に物事の本質を隠し、とりあえず上手くいけばいいという考えを積み重ねてきた結果が今の世界経済の中の日本の状況を引き起こした一因だと思います。

日本企業上層部の心の改革が必要

これまでの働き方と違い今では色々な職種があり、それに取り組む為の準備も、何をすればいいかすぐに分かるようになっています。

残業を減らすといった働き方改革が叫ばれていますが、事の本質は労働時間の短縮や労働環境の改善ではなく、労働させる側の心の改革だと思います。その点に本気で取り組まない限り、何も改善しない。恐らくそういったことも理解されていると思いますが、それでも改善を図らない現状が不満です。

これまで色々と自分の考えを述べてきましたが、私もサラリーマンである以上、実際は会社で上記の様なことをなかなか口にできないのも本音です。その為、こちらで自分の考えを述べる機会を与えて頂いて感謝いたします。