このページの先頭です

報道制作の仕事内容と愚痴!女性報道記者が本音で語る体験談

86views

投稿日:

報道制作

報道制作の現場でもやはり人間関係に悩まされる

報道制作という仕事は、毎日さまざまなところへ取材へ行き、現場の様子をカメラにおさめ、話を聞き、聞いた情報をもとに原稿を書き、厳しいチェックを受けて、収録を行いやっと放送にのる。

もちろんニュースなのでいい加減なことを書くわけにもいかないし、間違ったことを伝えてはいけないので、上司のチェックが厳しくなることは仕方のないことだと思う。

ただ、原稿に関する指摘をしてくれるのは有難いが、チェックを入れる直属の上司がダブルスタンダードすぎてほんとに困っている。

部下を思いやれない報道記者の上司

揚げ足を取りたいだけなのか、自分が前に言ったことを覚えていないのかはわからないけれど、そういう風に指示を出されたからそういう風に仕上げてるのであって、それを怒られるとどうも納得がいかない。

こういう事案にはこういう風に対応してね、と言ったかと思えば、なぜそんな対応をしたんだと怒られる。

前にそういう風に指示を出されましたよね、だからそうしましたというと、論点をずらしてしかられる。

ニュースの報道の上司の態度ではないと思いますけどね。

怒り出すと説教も長いし、延々とぐちぐち言ってきますが、ニュースの原稿はニュースの収録や生放送の時間までに間に合わないと意味がないんです。

説教されてる時間があったら、追加の情報をリサーチできるのにといつも思います。

ニュース原稿を書くだけでなく、その原稿を自分で読まないといけない日もあります。なので、収録前にぐちぐち怒られるとテンションも下がってしまうわけですよ。

ニュースなので高いテンションはいりませんが、イライラしていると集中力がなくなります。

せめて上司なら、報道の仕事のプロだというなら、収録前のアナウンサーに向かって罵詈雑言をはくのをやめてほしいと思っています。

報道への思いはみな同じはずなのに

あちこちに取材に行き、行く先々でもいろいろなことを言われます。

もちろんそれだけ、関心をもって見てくれている視聴者がいるというのはわかるのでうれしいのですが、やはりよくないことも言われます。

出先でもあれこれ言われ、ただでさえすり減った精神力のところになぜそんなことで怒るのかというような内容のお説教。本当にしんどいです。

もちろん、いろいろいうのは、いい報道にしたいという信念があるからです。

それはわかっていますし、制作のチーム全員がみないい報道にしたいと頑張っています。

良くしていくために考えているからこそ建設的にぶつかりあうならいいと思うのですが、一方的に力で抑え込んで意見を通すなら別にみんなあなた一人でやればいいじゃないと私は思うのです。

上司は責任があるので、いろいろ言うのは百歩ゆずっていや千歩くらいゆずればまあ飲み込めないこともないのですが、同じ立場の同僚からも同じような文句を言う人がいます。

よりよくするためにはこうしてみたらとか、こんな風にしてみるのはどうかと提案してくれるならまだしも、ここはこうじゃないとってどうして取材にもいっていないあなたがわかるんでしょうね。

まあ言っている意見は正論ではあります。間違ってはいません。

でも、この原稿を書いているのは私です。

私が取材に行き、直接、見て、聞いて、感じたもの、その中で、一番ここを伝えたいと思ったところをピックアップして原稿を書いているわけです。

私が持って行きたい原稿の着地点があるんです。

その日の読み手のアナウンサーのキャラクターやニュースの番組の雰囲気に合わせて作っているんです。

番組によってターゲットの視聴層もちがうわけですから、その番組の視聴層が一番興味を持ちそうだという点を考慮しながらやっているというのに、全部当たり障りのない表現に直してくるのはどういうことなんだろうと本当にしんどいと感じます。

報道制作の現場をよりよくするために

あなたに原稿を手直しする権限はないと思うんだけどね。みんな同じ様な原稿にあなたがしてしまったら、記者が何人もいる必要ないよね。

いろんな記者がいていろんな視点から見ていくから、面白い見解も生まれるし、いろんな切り口になるんじゃないかと思います。

なので同僚や上司の切り口を否定してしまうのもよくはないのですが、こちらの言い分や想いももう少し反映させてほしいのです。

そうしないと報道制作業務なんてあっという間にAIに仕事を取られてしまいますよ。

当たり障りのない表現やこういう話題ならこう書いて、こういう旨の締めをいれるってプログラムすればあっという間にできてしまうようになります。

読み手のアナウンサーだって電子音声でよくなってしまうと思うのです。

でもそんなぬくもりを感じない報道ではだめだと思うのです。

だからこそ怒られても意見がぶつかっても、人間味のある、記者の個性が見える報道というものを目指していきたいと私は思っています。

報道は視聴者のためのものです。見てくれている人がいる限り、いくら怒られようとも私は私の原稿を書くのをやめないでしょう。

あなたたちの言い分も聞きますから、どうか私の現場で感じた空気を視聴者に届けさせてほしいと思います。